てんかん症状が出ても慌てないで!

てんかん発作やてんかんの症状を防ぐ方法

てんかんは脳内の神経細胞であるニューロンが過剰に反応して電気的刺激を多発することが原因で起こる、けいれんや意識の消失という症状が出る慢性病です。
けいれんや意識消失は突発的にはどんな人にでも起こりうるので、てんかんと診断されるためには1回の症状発生では分かりません。
このような状態が複数回繰り返されることでてんかんと確認出来ます。

てんかんには大きく分けて5種類の症状があります。
てんかんは患者さん自体は発作の時に意識がない事が多く、そもそも発症していたのかどうかすら分からない場合があります。
そのため周囲の人が発作に気づいてあげることが病気発見の第一段階になります。
ところがてんかんの中には、単に動作が止まって意識が一瞬なくなってすぐに戻るという症状もあり、異常な動きがないために周囲の人が気が付かないタイプもあるので注意が必要です。

病院には発作の状況を説明できる発見者と一緒に行くのが一番よいでしょう。てんかんは慢性病ですので、長期の投薬で治療するのが一般的です。
てんかんが完治できるかどうかというのは意見の分かれるところですが、少なくとも約8割の人は薬を飲むことによってほぼ完全に発症を防ぐことが出来ます。
抗てんかん薬は多数作られていますが、どれを処方するかは患者さんの症状や発作の状況から医師が判断します。
多くの場合には1つの薬で効果がありますが、1つでも効かない場合には2つ、3つと増やしていく治療を行います。

このような方法で発作を予防できる人が8割ですが、残りの2割の人はどんな薬を使っても発作を防ぐことが出来ない難治性てんかんと呼ばれるタイプの人になります。
てんかんには原因がよく分からないものとてんかんを誘引する何かがある場合とがあります。
てんかんを誘引していると思われるものには睡眠不足や過度なストレス、光や音などの強い刺激もありえます。
発作の発生とこのような刺激の関連が考えられる場合には、出来るだけその原因を除去する生活を送ることが予防につながります。

てんかん症状が起きやすい状況とは

先ほども書きましたが、てんかんを引き起こしやすい状況というのが存在します。
てんかんの多くは3歳以下で発症する事が多いです。
以前、あるアニメを見た子供たちが多数けいれんを起こしたという事例がありますが、これは光刺激と特有の模様に脳が過剰に反応したてんかん発作の一例です。
このような事から光、音、模様などに反応しやすい方はそれを避けるだけで症状を予防する事が出来ます。

また、睡眠不足も症状を起こしやすい原因の大きなものとされています。
基本的には昼の間に活動して夜は寝るという規則正しい生活と睡眠時間を充分に確保する事が重要です。
残業などで睡眠時間が削られるような状況は発作が起きやすいパターンといえます。
また、睡眠時間は確保されていてもシフト勤務や夜勤の仕事などは避けた方がよいとされています。

てんかんの治療は薬を飲むことが基本です。
長期の投薬になりますので暫く発作がないとついつい薬を飲み忘れてしまったりしがちですが、薬がきれると発作の危険性が高まりますので、絶対に毎日決められた量を飲むようにしなければなりません。
他の病気にかかってしまったり怪我をしてしまった場合に治療薬を処方されますが、その場合にも医師に抗てんかん薬を服用している事を説明して服用を続けるのが基本です。
妊娠に関しても薬をやめたいという希望を持つ患者さんが特に多くなりがちですが、基本的には服薬を続けないと発作が出てしまいます。
少なくとも自己判断で薬を止めたり量を減らさないようにすることが大事です。

食事についての制限は特になく、辛い物も常識の範囲内であれば問題なく摂取できます。
ただしアルコールについては発作を誘発しますので、とにかく飲まないことが大事です。
接待などどうしても飲まざるを得ない状況でも口をつける程度でやめるようにしましょう。