てんかん症状が出ても慌てないで!

ラミクタール錠(成分名ラモトリギン)はどんな薬?

ラミクタールはラモトリギンと呼ばれる物質を主成分とするお薬です。
この薬はてんかんにかかっている人の部分発作や全般発作の発生を抑えることができます。
また、双極性障害のうつ状態を改善するための治療にも使われます。

てんかんの治療薬として使う場合には、部分発作と全般発作のどちらにも効果があります。
部分発作に関してはすべての症状に効き目があります。
全般発作のなかでは、大発作とも呼ばれる強直間代発作や子供がかかりやすい欠伸発作、レノックス・ガストー症候群などに効きます。

精神を安定させる作用があるため、双極性障害の治療に使う場合には、感情の浮き沈みをコントロールしたい場合に有効です。
急に怒り出したり、急に悲しくなったりという状態を改善します。脳が興奮しやすくなる状態を落ち着かせてくれるお薬です。
しかし、効果が現れるまでには飲み始めてからしばらく時間がかかります。

ラミクタールを飲む場合には、一緒に飲むと相互作用を起こす薬がいくつかあります。
他の抗てんかん薬と併用する場合には、症状や副作用の有無によって服用量を調節することが必要です。
また、経口避妊薬とも相互作用を起こす危険性があるので併用には十分に注意してください。

ラミクタールの副作用としては、次のようなものが知られています。まず、人によっては発疹や発赤などの症状を起こすことがあります。
場合によっては、のどの痛みや目の充血・腫れなどを引き起こすこともあります。
アレルギーなどの持病を抱えている人は、この薬を服用する際に十分な注意が必要です。

その他の副作用として多いのが、めまいや眠気などの症状です。人によっては頭痛や複視などを引き起こす場合もあります。
意識が低下しているときには、自動車を運転するなどの危険な作業は避けなくてはいけません。

ラミクタールは徐々に効果を発揮する薬ですが、もしも飲み忘れていたことに気づいた場合にはどうするのが適切でしょうか。
それは次のようになります。

ラミクタールを飲み忘れたらどうする?

もしラミクタールを飲み忘れていたことに気づいた場合には、慌てて必要以上の量を飲んだりしないように気を付けなくてはいけません。
必要以上の量を飲んでしまうと、副作用が強く出たり逆に症状を悪化させてしまう危険性もあります。
どうするべきかよく分からないときには、薬の注意書きなどを改めて読んでみるようにしてください。

ラミクタールは半減期がおよそ30~40時間ほどと長いのが特徴です。
この間は、有効成分であるラモトリギンが血液中に半量以上残っている状態になります。
また、他の抗てんかん薬を併用している場合には、半減期がさらに長くなる場合もあります。
薬が十分に代謝しおえていない状態で次の薬を飲んでしまうと、重い副作用が出てしまう危険性があります。

ラミクタールの服用量は、通常最初の2週間は25ミリグラムのものを1日1回となっています。
また、3週目以降は50ミリグラムのものを1日1回、5週目以降は100ミリグラムを1日2回に分けて服用することになっています。
その後は、経過観察によって薬を飲む量が増減されます。

ラミクタールを飲み忘れていた場合には、その場ですぐに飲み忘れていた分を飲むようにしてください。
ただし、次の服用時間が近い場合には、その分を1回飛ばすようにします。

つまり、1日1回ラミクタールを服用している場合には、飲み忘れていたことに気づいた時点で1回分薬を飲むようにします。
また、1日2回の服用となっている場合には、例えば朝の薬を飲み忘れていたことをお昼くらいまでに気づいたのであれば、その時点で薬を1回分服用します。
しかし、薬を飲み忘れていたのに気づいたのが夕方くらいであれば、その時点で1回分服用するようにし、夕方の分は飛ばすようにしてください。

1回に2回分の量を飲んだり、1回分飲んで時間が経たないうちに次の1回分を飲むようなことは絶対に避ける必要があります。
もし誤って多くの量を飲んでしまった場合には、医師や薬剤師などに相談するようにしてください。